仕事が忙しく、医療ドラマを見る暇などないという看護師も多いのではないだろうか。特に総合病院で夜勤などの交代勤務をしている看護師にとって、余暇はひたすら身体を休めるか、まとまった休暇であれば、旅行や趣味に費やす人が多いのが現状だろう。
日々疲れを感じながら仕事をしている看護師には、気分転換をする方法がなかなかない。そんな看護師が実際に医療ドラマを観たら、どういう反応になるのだろうか。
医療ドラマには、大きく分けてふたつのパターンがある。
まずリアルなドラマは、人の命の尊さや複雑な心情が描かれているものも多い。監修にあたった医師のこだわりが強く、かなり本当の現場に近いものが再現されている例がある。
テーマが重いものになってしまうので見ていて共感できることもあるだろうが、仕事とプライベートを切り離したい看護師には、少し重く感じてしまうかもしれない。ただ、看護系の仕事に興味のある人には、実際に目にすることができる情報として参考になる部分も多いだろう。
一方、笑いや恋愛の要素が含まれていたりして、気分転換するのにもってこいのドラマもある。
これは純粋に楽しむことができ、現場のリアルさを知っている看護師にとっては、こんなことあり得ないだろうと、ツッコミを入れたくなるシーンも多いだろう。
実際にこんなキャラクターの人がいたら無茶苦茶になりそう、でも見ていてスカッとする、など非日常的なものを見ることは、気分を切り替えるための手助けになることもある。ただ、看護系を目指している人は、実際に仕事についた後で、やはりドラマの世界なのだということに気付くことになるかもしれない。